2019年夏に読んでよかったSEOの記事5つ
梅雨の終わり際から台風の連発で暖かくなったり大雨だったりと極端な天気が続いている関東ですが、SEOは着実に進化していっているようです。
皆さん、キャッチアップしてますか?
SEOに関わる仕事をしている人は情報への感度も高く能動的に調べたり探したりしていると思うので、問題ないでしょうが、改めてちゃんと理解して血肉としておきたい記事をいくつか紹介します。
コンテンツSEO、「読み物型」は166本「情報ノウハウ型」は59本から成果を発揮
ノウハウ型の記事は一般的に賞味期限が長いので、キーワード的にも長期的に検索されると仮定すると、検索エンジンとの相性もいいから少ない本数で成果を発揮するのかもしれない。読み物型は多くがSNSを中心に回っていくので短期的に伸びてもアクセスが続かない傾向にあるんで、たくさんの本数が必要なのかな? と感じました。
オウンドメディアのSEO施策はユーザー目線に沿ったロングテールSEOから始めよう
オウンドメディアとかロングテールとか、かなり擦られまくっている状況ですけど、流行りに乗ってサービス化するのではなく、しっかり中長期的に続けて効果とブランドを構築できるように考えていこう、という文脈だと思う。その上でまずはロングテールのキーワードを使って網羅的、1記事当たりの賞味期限を眺めに設計していくといいよね。
っていう話。
FAQリッチリザルトにはリンクを埋め込める、トラフィックを減らさずに逆に増やす手段になるかも
sERPのリッチリザルトがどんどんリッチになってきて、PCとスマホそれぞれが見やすくなってきているなぁと感じる昨今ですが、そこにカテゴリーなど直接リンクを入れるやり方の説明。すごく助かる。
ユーザーからも必要な情報に短距離で到達できるというメリットがあるので、この傾向は当分続くと思う。
Google検索品質評価ガイドラインのNeeds Metとは
「Needs Met」とは検索結果がユーザーにとってどのくらい役に立ったか、満足されたか、を判定して評価する指標です。
検索する際に使われたクエリーから導き出されたユーザーの検索意図と、上位に表示された各ページのタイトル等とのマッチング精度、さらには記事本文の内容の満足度と滞在率なんかも関係しそうです。
検索エンジンが人間の意図をどこまで解釈できるか? が重要だよねっていう事と、そこに合わせてコンテンツを提供していこうねっていう話。
Googleの検索ランキングを上げるのに重要な指標「PageSpeed」とは何なのか?
ページスピードについては色々な情報が錯綜している時期もあったけど、改めてちゃんと理解しておきましょうね。っていう記事。
1年半前の2018年1月にこの指標を検索ランキングの要素として採用するって発表されていますので、ちゃんと考えていきましょう。(表示が遅いと帰りたくなるし)
このPageSpeedについて、バージョンアップによって算出方法が変化していった情報や、測定するツールの紹介なども。とりあえずJava Scriptは減らした方がいいんだね。
SEO担当者向けJSON-LD構造化データの書き方ガイド(超入門)
ちょっとエンジニア寄りの情報だけど、構造化データについてかなり深堀りした記事です。「schema.orgに準拠する」っていうのは理解していても、詳しくはちょっと、という人を救うための素晴らしいガイドです。
この記事はかなり長いですが、しっかり理解しておくべきSEO情報ですよ。
という訳で、今日は以上です。
少し手が空いたので、WebメディアなどのSEOコンテンツの企画や執筆、インタビューなんかの仕事もお受けしていますので、何かあればご相談ください。
GoogleMap最適化のお誘いが来た #GMO #MEO
約3カ月ぶりの僕です。
世間ではこの間にようやくGoogleマップへの不正投稿、マイビジネスでの編集とかについてが話題となり、「MEO(マップエンジン最適化)」とか「GMO(GoogleMap最適化)」なんてキーワードでバズっておりました。
そんな話題を横目で見ていた僕のGoogleマイビジネスのアカウントで管理しているいくつかのスポットにも営業メールが届きました。
そういえば営業電話だとなかなか証拠が残しづらいけど、メールだとガン残りなんですが、これっていいんですかね。
Google検索結果上位3位保証サービス「Mapup」
マップがアップっていう王様の直訳みたいなサービス名とか、日本語がおかしいとか、ツッコミたい気持ちをグッとこらえて読み進めると、SEO系の営業電話でも10年以上の定番手法となりつつある
導入事例紹介モニター募集
という文言が目に飛び込んできます。
最初にすごい高い金額をブッ込んでおいて、激安の理由を「モニターだから」という一言で片づける大胆さ、俺たちにできないことを平然とやってのける!そこにシビれる!あこがれるゥ!
Google検索上位からの見込客獲得/誹謗中傷対策/コンバージョン率1.5倍アップ
などを提供してくれるらしいです。
他にも自薦オンリーである推しポイントを挙げると
- どの事業者でも導入可能な通常サービスではなく一部の優良事業者・店舗限定の企画
- 御社が大変魅力的でこの企画にベストマッチなので連絡
- モニター詳細や金額は要問合せ(え、こちらから?)
- 集客に悩みを持つ96.8%にリピートされている!(エビデンス無し)
- SEOは高いし時間がかかるし、問い合わせが増えないしくて困っている人へ
- Google検索で「地域名×業種」や「地域名×食べ物」などのキーワードで検索した場合に上位に出てくるGoogleMap専用枠(上位3位)に表示する。
- Googleの新仕様「ヴェニスアップデート」で位置情報と検索結果が連動するようになったのでマップの重要性が高まっている。
- SEO対策より効果的(安い×上位)
- スマホに強い(とにかく上位に出すらしい)
- 圧倒的な成功率(92%が1カ月以内で1~3位に表示)
- 成果報酬型(1回でも表示したら3ヵ月~の契約開始)
この時点で飲食も地域限定の業種でもない弊社にまでベストマッチという理由が揺らぎ始めてきました。
さらに、競合他社が1キーワード/1月で1,200円という金額で契約期間も半年や1年のところ、Mapupは1,000円ポッキリ!!
すごぉぉぉーーい(棒)
これを読んでる人で気になっちゃう人はいないと思うけど、なんかこの会社って過去に他のサービスでメール送ってきていた気がするなぁ。
とりあえず営業してきた方の名前や会社の代表者名は偽名の可能性もあるとは思いつつ調べてみると、会社がある住所はマンションになっていて部屋番号はサイトにもメールにもどこにも書いていないので、社長の自宅かダミーなんでしょう。
一応国税庁で調べてみたんですが、やっぱり登記はしていないようで。まぁよくある話だけど。フロントかなぁ。
みんなは気を付けてね!
SEOして欲しいと言われましても
独り言でございます。
最近、依頼されそうとのことである企業の所有サイトを事前調査したところ、ペライチのページとかブランディングサイトで5~10ページくらいのサイトとか、LP(ランディングページ)とか、どうやってSEOしろと言うのか。
こっちが聞きたい。
サテライト的に近隣ワードで5ページくらいのサイトを100サイトくらい一気に作ってリンク構造をやるとかだろうか、それも3月のアップデートですっ飛びそうだけど。
もしくはリンクを買うしか
ページ数を増やすために大衆チェーン店の焼肉屋の牛タンのように薄切りにされたコンテンツ。
そんなものが誰のためになると言うのか。
しかも中身が転載に次ぐ転載。刺されてもギリギリ言い訳できるかもしれない、そのくらいの状態。
これならクラウドソーシングと変わらん
「誰のためのコンテンツか」
ここからスタートしないと、全てのコンテンツは0と1で作られた世界でも埋もれていき、限りなくゼロに近い存在感になるだろう。
って何度でも言いたいですよ。
これはもう当たり前過ぎる話なんだけど、それが分かってない人が多すぎる。
なぜこうも現場で起こっていることがキャッチアップされなくなってしまうのか。
頭沸いてんのか
SEOをプロダクトアウト的にやっていくのであれば、もうその品質で日本中から注目されて指名検索されるようになっていないと無理だよ。
商材的にはSNSもやっていかないとダメだよ。
リスティング広告も出していかないとダメだよ。
安くしたいのであればサーチコンソールとかアナリティクスとかは自分で見てよ。
現場の仕事をやれとは言わないが、決裁者は広範囲での知識をキャッチアップしておかないと絶対に失敗するよ。
とりあえず本読め。
SEO格差を感じる話
色々なところで格差が広がっていると言われる現代において、情報、年収、学力など生活や仕事に深く根差した部分での格差が無視できなくなってきている。
格差というよりは、ほぼ二極化と言ったほうがいいかもしれない。
間には大きくて深い谷がある。
日本では都市部と田舎で高齢者の割合による断絶も進んでいるし、格差なのか断絶なのか、せっかくインターネットでつながった世界だが、結果的に繋がらなくていいところが見えてきた結果、逆に分断され始めている。
その流れの一部であるだろうがSEOにもクッキリと差が出てきた。格差と言っていいレベルでの違いがある。
そんな話を数分で読み終わる感じで書いてみました。
この表現で正しく伝わるか懸念があるが、仮で格差の上と呼ぶ方は、新しい情報をキャッチアップ出来ていて、Googleの意向やこれから目指す世界を理解し、自らのビジネスに使えるように展開、落とし込んでいる。
正直、こんなブログを書いているしSEOサービスを提供している側として、自分もこちら側(でなくてはいけない)と認識している。
できる人にありがちだが、ここには
できる事=かんたんな事(出来なかった頃の自分を忘れる)
という現象がある。
知っている人たちが知らない人たちに対してできる事は対価を得て教える(コンサル、制作など)事か、ブログなどで情報を広く提供するだけである。
ただ、これも知らない側が必要な情報を能動的に(金銭の支払いや情報の検索)取りに行かないと得られないものだ。
ここで取り残されるのは
自分にどんな知識や情報が必要なのか分からない
という層であって、これが非常に多い。
ここを狙ってブラックなSEOサービスを提供する業者もまだまだ残っている。警鐘を鳴らすブログやニュースも多いが、それすら届かない。ましてや電話で「SEOを電話営業してくる会社はみんな詐欺ですよ!!」って言ってまわるなど、相手からしたら
(この中に1人の嘘つきがいます。A「Bさんが嘘を言っています」B「私は真実をいっています。」)
的な難問が残されるだけだ。
とにかく、この格差が埋まらない。
2012年ごろには「きっと2016年くらいにはブラックなSEOは滅亡しているだろう」と考えていたし、そうなって欲しいとも願っていたが、現実はそうなっていない。
僕も、できる限り業界の浄化に寄与したいと考えているが、先立つものは必要だし、まずは自分がちゃんと生きていくことを優先してしまうのはしょうがないよね。
そんな訳で、リアルに警察が出動するような犯罪ではないので、見えづらいが、まだそこにブラックSEOを提供している会社があり、その毒牙に苦しんでいる人もいるわけだ。
体感的に西新宿方面に集中している気がして、西新宿のSEO会社と言われるだけで一切のコミュニケーションを拒否したくなる
SEOはそんなに難しくないから、ぜひ自分から情報を取りに行って学んで騙されないで欲しいなぁ。。。