SEO日記 一喜一憂 (仮題)

参考になるかならないかはアナタ次第です。Googleが好き。自社サイト、ネットショップとかのSEOコンサルとか広告運用とか。SEOはマーケティング。

【MFI】特定キーワードでの順位変動が激しくて1日の中でも乱高下する事への考察【google】

最近、いくつかのジャンルのサイトでやけに順位変動が大きいなぁと思っていたら、つい先日の大変動が業界内でも原因不明と話題になっています。

 

なんて事があって、まだ自分の中でも結論は出ていないんだけど、現象と考察から「多分こういう事かな?」っていうのを自分の頭の整理のためにも残しておこうと思ったので書いてます。間違っているかもしれないから話半分で聞いて欲しい。

 

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(話半分で聞いてね)

 

[目次]

 

2017年の秋くらいから、特定のキーワードで毎日順位を見ているサイトで、大きく順位が変動しているサイトがあって、その変動幅が1日の中でも1~2ページ目にいたのが8~9ページ目から圏外になったり、戻って来たりするという感じで、順位計測も1日に何回かやっても追いつかないし、そもそも意味あるのか?なんて思っていて。

 

順位が短期間で大きく変動する原因とは?(想像)

 

1.自動のアルゴリズムに基いてボットが判定した結果、Aというアルゴリズムでは1ページ目の評価だが、Bというアルゴリズムでは圏外という評価を受けている。それぞれのアルゴリズムが時間差で動いているからでは?

 

2.PC側のインデックスとスマホ側のインデックスで順位が大きく違っているので、Googleが実験的にそれぞれのインデックスを試してみている。(試験的なABテストっぽさある)

 

3.いつもの気まぐれ

 

 

なんて事を考えていたら、今年の春にMFI(Mobile First Index)が適応されるって話が海外SEOブログで紹介されていました。

 

MFI(モバイルファーストインデックス)が2018年春より対応開始

 

www.suzukikenichi.com

 

マジかよ早いよ。(本当はもっと早く対応される予定だったけど)

 

という事で、この影響が出ているのかもしれない。

ただ、他の競合サイトでは明らかに順位が下がっているっぽいところもあって、そっちの内容を見ていると コンテンツの質みたいなのが低い気もするんですよねぇ。

サイト内検索結果のURLがおかしな事になってたり、カテゴリーがごちゃごちゃしていたり。

それでも情報量が充実していればそれなりに評価されていたのが、徐々に精度も高レベルで見られるようになったのかもしれない。

 

MFIと順位のまとめ

結論は出ていないけど、MFIの反映が近い以上、PCとスマホのURLは統合した方がいいだろうし、画像の容量とかもよりシビアに見ていった方がいいだろうし、レイジーロードとかのjavaScriptのソースとかPCのサイドナビをスマホでどうする?とか、Googlemapを埋め込んだままでいいのかな、パンくずリストの文字数が多すぎないかな、タイトルとかディスクリプションとかもスマホ画面用にバージョンアップしていかないとなぁ。

 

大貧民から大富豪くらいの変動あるかも? っていうのは完全なる言い過ぎですが、とにかく全てスマホを中心に考えてPCをむしろおまけにするって事で、僕らのマインドをアップデートする必要があると思いました。

 

という訳で久しぶりに大きめの変動がありそうなので、個人的には楽しみです。

 

 

SEOの参考書籍が無料公開される。しかも評判がいいと話題の本。

僕も読んでいて、現在も評判がいいSEOに関する参考(のレベルを超えている)書籍が無料公開されました。

 

SEOの本を読んで勉強するゆかちぃ

発売して3年くらい経っているのに先日も書店で平積みされているのを見かけるくらいの評判は維持している『SEO対策のためのWEbライティング実践講座』。

 

funmaker.jp

 

以下は著者の鈴木良治氏のコメント。

この施策は、「SEOの知識を普及させ、より多くの方に役立つ技術とする」として執筆した思いに基づき、出版から3年が経ち、出版社様との契約を更新するこのタイミングで行ったものです。


最初は、売れている書籍を無料公開するという初めての施策に非常に困惑されましたが、最終的に全面的にバックアップして下さっている出版社の技術評論社様の懐の深さと、書籍に対する想いに深く感謝しております。

 

一緒に歩んできた出版社様と対立する施策ではないため、書籍自体の価値も残す形として、当社の有志やパートナー企業の方が通常の業務の合間をぬって256ページに及ぶ書籍をWebページに作り直す作業を行ったため、不備等残るところがあるかも知れませんので、もし、お気づきの点等ありましたら、お気軽にご指摘頂ければ幸いです。

 

Webページにしたことで、いつでもどこでも確認ができると共に、検索性も高まっているので、ぜひ活用し、1人でも多くの方がSEO対策の素晴らしい可能性と効果を実感され、目標や夢を叶える助けになることを願っております。

 とのこと。

 

世の中にはおかしなSEO情報がまだまだ蔓延しており、一刻も早く一掃したいとは思いながらも、言葉巧みに信じさせてしまう人もいて、いい世の中っていきなりは訪れないんだなぁ、なんて思っております。

 

ちなみに、今回無料公開となった書籍の続編『成果を出し続けるための王道SEO対策 実践講座』はこちら

 

正しく学んで正しくサイトを育てよう。

 

SEO担当者の役割分担が必要になってきている話とか働き方とか

タイトルに書いてある事で話の8割なんだけど、僕が色々なサイトやメディアのSEOを請けている中で顧客からの要望やGoogle先生の動向なんかを見ていると、担当者も役割分担が重要な時期になってるなーと感じたので、その話を少ししたいと思います。

 

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(どんな野菜にも栄養素や味や形によって向き不向きがあるもんねって言ってる気がする)

 

あくまで体感と主観の話なので、そんなことないよっていう人もいるかもしれませんし、それこそフルスタックWebマーケターを目指すべきだろ的な意見ももちろんあると思います。

 

僕もフルスタックWebマーケターを目指したいなと思いつつ、自分のレイヤーを上げていくためには別の事に時間を使わないといけなかったり、餅は餅屋っていう言葉が頭の中をグルグル回っているので、まずは今の考えを整理してみます。

 

SEO担当がやってる仕事

まずこの話をするにはSEO担当がどんな仕事をやっているか?っていう前提があっての事なんですが、それこそ企業によって様々で、運営するサイトがメディアタイプの物であればシンプルに、どんなコンテンツをどう配置するか?っていうインバウンドマーケティングみたいな考えをベースに「コンテンツクリエイター」として考えていけばいいと思います。

一緒に仕事をするのはデザイナーやライターや編集者やフォトグラファーや最近では漫画家さん、動画制作なんかもあり得ます。

 

 

ユーザーからの登録やコンテンツの投稿があるCGM的メディア、ECサイト、プログラム的に自動生成されるページが増えていくサイト、 なんてところだと1つの修正が広範囲に影響を与える場合もあるので、エンジニアへの相談や事前の検討が欠かせませんし、HTMLやCSSはもちろん、Googleが提唱する構造化マークアップschema.orgについても理解が必要ですし、自動生成されたURLのコントロールやnoindexの使い方、robots.txt.htaccessなんかも見て当たり前となります。

 

 

そういう訳で、同じSEO担当でも少しやっている事が違う場合があるって理解してもらえれば。

 

SEO担当がやる仕事が横に広がってきた結果

 

徐々に流れが進んでいった結果、SEO担当が理解して手をかけなくてはいけない仕事の範囲も広く(深く)なってきました。つまり、それぞれの得意な人と不得意な人が出てきているのが現在だと僕は感じています。

この流れがさらに拡大していくと、確実にSEO担当は分担制が必要になっていくと思いますし、そうなるとますますそれができる人材の希少性も高まっていくと思っています。

 

そうなるとSEO担当の待遇(給料)も良くなっていくのだろうか? 一概には言えないかもしれません。

 

ライターや編集者、エンジニアなど一緒に仕事をしていた人達が、SEO担当の仕事のうちカンタンなスキルから順に覚えていくからです。

 

SEO担当者がコンテンツのベースとなる構成やキーワードなどを作り、それを元に1コンテンツを作っているだけだったライターや編集者は、その中身から自分にも出来そうな事を徐々に理解し、身につけていきます。

1コンテンツだけに向き合っていた人達が、どんなコンテンツだと検索されやすいのか、どんな反応があるのかを学び、メディア全体の事を理解していって、というイメージでしょうか。

 

エンジニアも、1つ聞いたら同じことを繰り返し反映させていく能力は高いはずなので、Google先生の意向となぜそれをやるのか? という理由をしっかり説明すれば、ページスピードを意識したコーディングやjsの設定を意識したり、ユーザーからアップロードされた画像が自動て圧縮されるようにしたり、パンくずリストやページタイトル、ディスクリプションなんかを言わなくてもいい感じに設定してくれたりします。(それでも編集は必要でしょうが)

 

まとめ

SEOにしろなんにしろ、自分の仕事が今現在のまま今後もあり続けるという考えは完全なるファンタジーなので、役割分担が必要になろうがフルスタックだろうが、生き残れる方向(自分の得意分野で世の中から不要とされない)にスキルを伸ばしていくしかないんだなって事を思いました。

がんばろう。

 

なんか前提をすっ飛ばした結論に落ち着いちゃったけど。。。

 

 

Webメディアも雑誌のような縮小する未来が待っている気がする

このブログのトップ画とかデザインとかもう少しマシなものに変更しようかなとか思ってたりします。まだ思ってるだけです。

 そして同じく最近思っているのが、タイトルの通りWebメディアも雑誌のように縮小する未来が近づいてきているんじゃないか?って事なんですよね。

 

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(思っているだけでゴロゴロしているイメージ。ゆかちぃかわいい)

 

雑誌も需要が無いわけじゃないんだけど、1つのジャンルで複数の雑誌が存在していたのが、徐々に1ジャンル1雑誌という1強多弱という状況になってきて、その上で発行部数が減っていて。

これだけニュースで雑誌が売れないって言われてると買う方もテンションが下がりますよね。

そんな現在でまだ売れている雑誌というのは、魅力的な付録が付いているか、まとめ記事のような総集編というか網羅的に「これを読めば必要な情報の全てが手に入る」って思われている雑誌だけなんですよね。

まぁこれがブランディングって事なんですけど。

 

これと同じことがどんどんWebメディアの世界でも起こっているんですよ。特にエンタメ系のメディアが顕著で話を聞いていると自主メディアとして展開していたのが広告記事が入らず、Webメディアの受託制作で日銭を稼いでいたりします。

ただジリ貧のWebメディアってどこもSEOを軽視したのか知見が無いのか、SNSでのシェアやバズ狙いが多く、丁寧に積み重ねていくと言う視点に欠けがち。

なのでブランディングも弱くSEOも弱く、勢いが落ち着くとPVも陰り始めてしまうデフレスパイラル

 

そんなメディアを吸収合併するにも、コンテンツの移行はできてもリンクシュースまで301リダイレクトで移行させるのはめんどくさいし、それに耐えうるコンテンツの質と量はどれだけあるの?と考えていくと、丸ごとM&Aくらいしか生き残る道も無く、あれだけたくさんあったコンテンツの行く末には暗雲しかたちこめておりません。

 

状況が状況なので、そこから時間をかけてSEOに注力する余力も資金も残っていないので受託で日銭を稼ぎながら、徐々に死んでいくメディアをこれからも見かける事でしょう。

 

自分のメディアがどこか特定のジャンル、切り口で1位になっているか? 強い差別化ポイントがあるのか? という視点で考えていかないと、すぐに取り返しのつかない状況に陥ってしまいそう。

 

SEOは早いタイミングで効果的な手法で積み重ねていくところが最も強くなる可能性が高いので、もし余力がある人はそういう事も考えてみた方がいいかと思います。

 

誰に対して言ってるとかじゃないんだけどね。