目立てば刺されるようなSEOメディア事業だけで会社を運営するのは無理ゲーじゃないの
大した話じゃないんだけど、ちょっと思ったことを書くよ。
人口減少社会に突入したって話がニュースでも言われはじめて、つまり右肩下がりが当たり前という暗い社会情勢なんだけど、ビジネスでいうと天井が下がり始めているという事で。
つまり、ビジネスが成長するに当たって縦に伸ばしてきたものを、成長を維持するためにはどこかのタイミングで横にも展開をする必要が出てきて、現在までのところSEOという視点から言うと、もうギリギリグレーな手法をとったり、ユーザー目線を無視した形になってるWebサイトが多いよね。
っていうお話です。
スタートアップはスタートアップで成長病みたいなもんで、常に成長をしていないといけないみたいな価値観というかプレッシャーがあり、天井が下がってくるなかで横展開をするタイミングが早まってきていて、隣の市場で共存していたサイト同士が横展開をするに当たって競合することになり、それが頻発するようになり、そもそも広告費でこれは成立するんだっけ?
となっているのが現在です。
盛り上がっているWebメディアは、健康ジャンルが潰された今(自滅だが)人材(エンジニア、医療)、旅行などアフィリエイトから見ても広告費から見ても単価が高くて「ペイしそう」なジャンルばかり。
言わなくても分かりますよね。
雑誌と同じような状況です。ネットならではのニッチな情報に光を当てる余裕がない。
食事は外食・中食・内食と幅が広く内食(料理)はアプリが全盛期で各社がしのぎを削り、飲食店情報も食べログやぐるなび、Rettyにテリヤキなどがレッドオーシャンを息継ぎなしで泳ぎ続けているように見えますし、とにかくシェア取ってなんぼのWebメディアは必死です。
「1位以外はダメなんですか?」というセリフが改めて聞こえてきそうな現代で、1位以外は飯がまともに食えなくなるんじゃないか? という不安の中、日本全体で撤退戦を繰り広げているような気がします。
しばしば、SNSでのシェア率が高いインフルエンサーメディアと検索流入だけを狙うSEOメディアは対立軸として語られますが、方やSEOメディアはAmazonから禁止されているAmazonレビューを「口コミ」としてWebメディア内のコンテンツとして取り扱ったり(コピペ)しているのも散見されます。
PVを獲得するために適法の範囲で知恵を絞っていくのではなく、大きく有名になったら間違いなく刺されそうな、あとで全てを修正することを前提とした、時限爆弾を抱えたような状態でビジネスを進めるのは果たして会社としては正しいのでしょうか?
そう言えばハゲラボはヘアラボ(旧ハゲラボ)と名称を変更したようです。
ヘアラボ(旧ハゲラボ) | 髪の毛の悩みと向き合う総合研究サイト
頭の表面積が変わらない中で残った毛根をむしるような事はしたくないですが、業界の自浄作用も含めて、しっかりと許認可を経た毛生え薬などを使ったほうがいいように思います。
もちろん他意はありません。
ただ個人的には、会社としてSEOのWebメディア事業1本で突き進むのは、波平さんの髪の毛よりも不安要素が大きいと思ってやみません。
皆さんの未来が明るく光り輝いたものであることを願いつつ、暗くならないように頑張っていきたいと思います。