風俗サイトや風俗店のSEO対策はいばらの道【店舗型・無店舗型編】
もうね、タイトルが全てです。とにかく大変です。
つっても、自分で風俗店のサイトを運営している訳ではなく、回り回って相談レベルで色々と話を聞いていたら、もう涙なくして語れないレベルで切なくなってしまってね。
なぜ大変なのか、いばらの道なのか、その理由をざっくりまとめたいと思います。詳細については涙を拭きつつ、いつかそのうち。
風俗サイトや風俗店のSEO対策を行う際の問題点
いくつもある問題点を以下のように時系列でまとめて、それぞれについてコメントを記載するスタイルでやってみる。
1.社内や店舗内にSEOどころかネットやWebに明るい人がいない。
元々が風俗店なので、リアルでの営業活動が中心です。広告ではチラシとかバイト雑誌とか、時々リスティング広告に出すとか、そういうレベル。特に仲のいい制作会社がいるわけではなく、繋がりの繋がりとか知り合いレベルに相談するところから、ちょっとやってもらっている、という状況。
なので正否や真偽や効果の有無の判断ができないし、知見も溜まっていかない。
2.まともなSEO会社に断られる。
風俗関連のサイト、というだけで断られてしまう。別に法律に反することをしているかどうか、しっかり調査された訳でもないのに。 なぜか。 数年前に法律が変わり、反社会的勢力(通称:反社)だけでなく、その会社や団体や個人と取引をしただけで罰せられるようになったため、少しでも可能性があるとリスクを軽減するために断られるようになったとのこと。
まぁ中小企業の調査能力では反社かどうか、フロント企業なのか、バックとかその繋がりとか諸々なんて調べようがないのでね。
総会屋とか昔は色々あったらしいけど、詳しくは知らない。
3.怪しいSEO会社に依頼することになる。
というわけで、SEOや広告を依頼できるのが知り合いヅテか、それでも突っ込んでくる電話営業ゴリゴリのSEO会社に絞られてしまうというゆるい地獄。なんてかわいそうなの。
そんなSEO会社でできる対策なんて、ろくなもんじゃないじゃないですか。指示書にいくつかのページのタイトルとディスクリプションの変更とかを書いて、ビッグキーワードとスモールキーワードをバランス良く混ぜて、効果が出やすくして、なんなら成果報酬型にするにしても絶対上がるキーワードとか1つくらい突っ込んで、「はい上がった!お金ちょうだいね」ってなるに決まってんだもうこれ。
4.ブラックな被リンクがたくさん付く。
知らない間に、ビックリするほどユートピアの被リンクがゾロゾロ後を付いてきます。しかもね、以前ならこれがペナ対象とかだったのに、今はただただ無視されるんだぜ。サチコ(サーチコンソール)で見てても表示すらされないリンクとかあるんだぜ。
そんなリンクをお金を払って、SEO会社が下請けにぶん投げてシステムに対策URLを入れて、バレないようにちょっとずつとか調整しながら付けてるんだぜ。
壮大な無駄だよな。。。
ちなみに、この1~4を繰り返したりすることもよくある話で。
5.Google先生から圏外にすっ飛ばされる
最近は少なくなったけどね、ちょっと前まで何社も何社も経てダメで、リンク付けられて否認してを繰り返して圏外にすっ飛ばされるサイトも多かったらしくてね。まぁ仕方ないとはいえ。。。
しかも中で働いている人は色々な縁があってそこで働いているだけで、自分の目の前にある仕事に対しては真摯に向き合っている真面目な人が多くてね。無知は罪なのか!?と言いたい気持ちも出てきたりするんです。
罪じゃないけど、こんな世の中じゃ自分たちの身(生活)は知識と知恵を付けて自分たちで守っていかないといけないんだな。。。と思いました。
性風俗業界ってさ、ある意味社会のセーフティーネット、受け皿的な見方もできるわけで、そこで変な風俗サイトがトップに出るようになったら、それこそ色々な人が不幸になるし、きっとそれを見て見ぬふりをする人も出るし、得意の自己責任論でガーガー言うやつもでるし、もうそんなとこ見たくないんだよね。
店舗型はローカルSEOとかちゃんとやるといい結果に繋がるけど、もちろんみんな知らない。Google先生も風俗系のキーワードって後回しにしている感があるし。
これどうしたらいいんだろうね。
なんか店舗も無店舗も関係ない話になっちゃったけど、そのうち風俗情報サイトのことも書いてみるかもしれない。
6.おまけ(実例)情報
SEO会社に怒鳴り込む。←ガチ
SEO会社をすぐ変える。←あるある
渋谷の某Gはそろそろあのグループ会社を無くしてもいいなじゃないの?